教育カリキュラム(基礎:コミュニケーション編)

教育サポーター
それでは本ページでは、コミュニケーションについて学んでいきましょう!
まずは、ビジネスパーソンとして不可欠な報連相についてです!
既に、学んでいる人も多いと思いますが、今一度確認しておきましょう!

報連相

報告

意味

仕事の依頼者 (お客様・上司)に対し、結果や途中経過を報告すること。

ポイント

  • バッドニュースファースト(悪い内容ほど躊躇せず早く報告する)。
  • 結論から先に報告し、過程や主観は後回しにする。
  • 結果報告だけではなく、進捗状況の中間報告もする。
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例えば、先輩からA社の□□さんに電話して、△△を伝えておいて!お願いされたときに、その仕事が完了したら、「依頼されたA社さんへの電話、完了しました」という完了報告。「依頼されたA社さんへの電話、つながらなかったので、本日の○時ころに再度かけます」という進捗報告。というように完了報告と進捗報告がありますね!

連絡

意味

仕事の関係者に対して、必要な情報を連絡すること。

ポイント

  • 重要な情報は相手に伝わったかを確認する。メールをしただけでは不十分。
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連絡は重要度・緊急度を見極めて、手段(電話・メッセージ・対面)を選びましょう!

相談

意味

仕事の依頼者 (お客様・上司) に、意思決定に必要なことを相談(質問・確認)すること。

ポイント

  • 1人で抱え込まずに、上司等に積極的に相談する。
  • 言われたこと以外も、自分から相談(質問・確認)し、必要な情報を取りにいく。
  • 「どうしたらいいですか?」だけではなく、自分なりの仮説を必ず用意する。
  • 事前に情報を整理し、相手が判断できる情報を伝える
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例えば、先輩からコピーを依頼された時、白黒?カラー?何部?ホッチキスする?といった決定が必要なときに、相談(確認)する。
例えば、先輩から資料作成を依頼された時、資料の作成方法、やり方がわからないときに、相談(質問)する。ということですね!
確認と質問は積極的に行っていきましょう!またホウレンソウを細かすぎるぐらいでOKで、「そんなに細かくしなくてOK」言われたら減らせばいいです!それは信頼をひとつ得た証拠と思ってくださいね!

伝える

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続いては、伝える力について学んでいきましょう!ロジカルプレゼンテーション等、具体的な内容は、開発案件移行後のカリキュラムで勉強を進めていきます。ここでは、エレベータートークについて学んでおきましょう!

エレベータートークとは?

同じエレベーターに乗り合わせた際に話せる程度の、ごく短い時間の中で、自分の言いたいことを相手にわかりやすく簡潔に伝える会話術のこと。

ポイント

  • 結論が先に述べられている。
    「結論から述べますと●●です!」というように、まずは、結論から伝える。
  • ポイントが数で示されている。
    「理由としては3点あります。●●と、●●と、●●です!」
  • 30秒程度にまとめられている。

WEB制作会社、選定の件ですが、結論から申しますと●●社が最適だと考えます。
理由としては、3点ありまして、1点目は、コストが最も安いこと、2点目は、制作のスキルが優れていること、3点目は、修正などの対応が早いこと。以上3点を理由に●●社が最適だと考えます!

教育サポーター
エレベータートークは、様々な場面で活用できるスキルです!ぜひ、日ごろから意識していただき、スキルとして身に付けてください!

聞く

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伝える力もとても大切ですが、聞く力も大切です。普段、皆さんはどのような姿勢で人の話を聞いていますか?
聞き方次第で、信用される場合もあれば、信用を失う場合もあります。ぜひ聞くということについても勉強しましょう!

相手に気持ち良く話をして頂き、信頼を得て、円滑なコミュニケーションを実現する!

あいづち

適切なタイミングでワンパターンでない相槌を打つ?
「なるほど」「うん」「そうですね」「ええ」「はあはあ」「さすがですね」など
心理学者マタラッツオによると、全くうなづきがないと話しては不安になり、20秒前後しか話が続かない。
ところが、うなづきを多くしますと聞いてくれていると安心して、喜んで60秒くらいにトークの時間が長くなる。

教育サポーター
相手が頷いてくれないと、話す方も話しにくくて、話したい内容が話せなくなったりしますよね!
しっかりと頷いて、聞いてることを伝えましょう!

アイコンタクト

適切にアイコンタクトをとり、しっかり聞いてますよという意思表示を行う。

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何か作業をしながら聞くのではなく、相手の目を見て話をしっかり聞きましょうね!

メモを取る

忘れないようにメモを取る。

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せっかく聞いたことも、忘れてしまっては意味がありません!再度聞くことがないように、しっかりとメモを取りましょう!

確認

正しく理解するために、適切な時に確認を求める。

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相手の意図や思いと、ズレていないか、確認を取りながら話を聞きましょう!
言葉の定義などは、人それぞれ異なったりしますからね!

姿勢・身振り

注意深く聞いていることを感じさせる姿。身振りで理解や共感を伝える。

教育サポーター
腕や足を組んだりするのは御法度ですね!

比喩

話を十分に理解していることを相手に示すために、適切な比喩を用いる。
「たとえると、○○というような感じですか?」

教育サポーター
聞いたことを咀嚼して、比喩を用いて表現することにより、その話の本質を理解できたりしますね!

バックトラッキング

話を理解していることを示すために、適切なオウム返しをする。
「事実」「感情」「要約」を反復する。

教育サポーター
以上、聞くときに意識した方が良いことを書いてきましたが、一番大切なのは、しっかり聞く!という気持ちです!
その気持ちを持ちながら、コミュニケーションを円滑に進めるためにも、ここに書いていることを実践していただければと思います!

感謝する

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最後に感謝についてです!感謝の気持ちはコミュニケーションにおいて、とても大切ですね!
ここでは感謝について、より皆さんが感謝の心を持てるように、お話をできればと思います!

人にしてもらうことの「当たり前基準」を下げる

普段を生活をしていると、人から何か「してもらうこと」は多くあると思います。
皆さんは、その「してもうらこと」に対する当たり前の基準は低いですか?高いですか?

これをしてもうらうのは、当たり前、これも当たり前。
このような考え方では、なかなか感謝できません。

・コンビニで買い物できるのは当たり前。
・飲食店で、ご飯を食べられるのは当たり前。
・電車が時刻通りに走るのは当たり前。
・仕事を教えてもらうのは、当たり前。

この当たり前の基準が下がれば、感謝する場面は多くなります。

・コンビニで買い物できるのは当たり前ではない。
 製造スタッフが頑張って作って、店員の人が頑張って陳列して、
 そして、会計をしてくれるから買い物できるわけです。

・飲食店で、ご飯を食べられるのは当たり前ではない。
 農家さんが頑張って作物を育て、店主が朝早くから市場に行って仕入れて、
 そして、シェフが頑張って作ってくれたから、ご飯を食べられるわけです。

・電車が時刻通りに走るのは当たり前ではない。
 膨大な情報を制御・管理するシステムを構築しているエンジニアさんがいて、
 時間通りに運行できるように、一生懸命活動している運転手さんがいるから、時刻通りに走っているわけです。


・仕事を教えてもらうのは、当たり前ではない。

このような考え方ができれば、目の前のこと一つ一つに感謝の気持ちが芽生え、
感謝の気持ちを伝えられます。(ぜひ声に出してありがとうを言いましょう!)

そして、その感謝の気持ちは、巡り巡って、自分に返ってきます!
人に感謝する人は人から感謝されます。
人に感謝しない人は、人から感謝されません。
それが、人生の摂理かと思います。

人にしてあげることの「当たり前基準」を上げる

今の話とは反対に人にしてあげることの、当たり前基準は上げましょう!
すなわち・・・。

・お年寄りが目の前にいたら、席をゆずってあげるのが当たり前
・落とし物を見つけたら、交番に届けるのが当たり前
・困っている人がいたら、助けてあげるのが当たり前

人にしてあげることの、当たり前基準を上げると、感謝されることが増えるでしょう。


・人にしてもらうことの「当たり前基準」を下げる
 こんなことをしてくれるのは、当たり前ではない(有難いことなんだと感謝する)

・人にしてあげることの「当たり前基準」を上げる
 こんなことをするのは当たり前

この2つの考え方を持っていると、深みを持った人間になっていくことができるでしょう!
また、円滑なコミュニケーションを図ることができます!

教育サポーター
教育カリキュラム(基礎:コミュニケーション編)はいかがでしたか?
続いて、教育カリキュラム(基礎:習慣編)を学んでいきましょう!

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